アメリカの中央銀行 パウエル議長 9月に金利を下げるかもしれないと話す

2025/08/23 22:06

アメリカの中央銀行「FRB(連邦準備制度)」のパウエル議長は、8月22日にジャクソンホールという会議で演説(えんぜつ)しました。

パウエル議長は「雇用(しごと)が弱くなっている。物価もまだ心配だ」と言いました。そして「経済のようすを見ながら、必要なら金利を下げる」と話しました。

はっきりとは言いませんでしたが、人々は「9月に金利を下げるかもしれない」と思うようになりました。

この演説のあと、アメリカの株(かぶ)の値段は上がりました。ダウ平均株価は大きく上がり、S&P500やナスダックも上がりました。お金を借りるときの利子(りし)は下がり、ドルも少し弱くなりました。

パウエル議長は「輸入の関税(かんぜい)や移民の政策が物価に影響(えいきょう)している」とも言いました。そして「FRBは政治から独立して決める」と強調しました。